3月に入りましたが、インフルエンザで受診される方が増えています。

今はインフルエンザA型よりもB型の患者さんが増えてきているようです。

B型が増えてくるとインフルエンザも終息に向かうと言われていますが、今年は流行が例年よりも遅くいつ頃まで続くのかわからない感じです。

もう一度インフルエンザの感染予防について確認してみましょう。

インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみで口から出る小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。

したがって、飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。

<広めない為には>
(1) 普段から家族皆が「咳エチケット」を心掛け、咳やくしゃみが出るときはマスクをする。
(2) とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けない。
(3) 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗う。

<アルコール・手洗い>
インフルエンザウィルスにはアルコールも有効ですが、石鹸による手洗いでも、物理的にウィルスを除去できるため有効です。

<乾燥対策>
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。こまめなうがいを心がけ、特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(5060%)を保つことも効果的です。

<体の抵抗力>
免疫力が落ちていると、感染のリスクが高まります。食事と睡眠も大切です。

<機会を減らす>
人混みや繁華街への外出を避ける。空気の乾燥している閉鎖的な空間を避ける。

しっかり予防をしてインフルシーズンを乗り切りましょう!